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2025/10/22 20:07

こんにちは。Homareです。


前回に引き続き、今週末発売するrefomedの"FRESH MAN WIDE CARGO PANTS"についてお話しします。


一つ前のブログでは、おーい!パンツの素材なんやねーん!どういうサイズ感やねん...と。


商品について触れていなかったので、今回はFRESH MANを深掘りしつつ、商品について詳しくお話しできたらなと。


refomed for MURPHH

"FRESH MAN WIDE CARGO PANTS"

Size: 1 / 2 / 3 / 4

¥49,500 (tax in)


このパンツが生まれるまでのストーリーについては前回のブログを見ていただくとして、refomedに依頼し、一から制作した特別な一本のパンツ。


そういえば、今まで軍パンはほとんど作っていないというrefomed。FRESH MANシリーズのディテールを採用し、なかった形を極太で仕上げてもらいました。


(私物としてすでに穿いているパンツ、何度か水洗いをしており、わざと洗いざらしの写真)


ブランドで展開している、NEXT MAN / OLD MAN / FRESH MANシリーズは、いずれも作業着から着想を得たもの。年代やその人それぞれキャラクターを表しており、"FRESH MAN"とは、超超ワイドや5超など、職人たちの間でパンツの太さがキャラクター性を表していたことから着想を得て、シルエットを極太に調整したシリーズです。


素材にはコットンバックサテンを使用し、オールシーズン着用可能な厚みで、深い股上、広いワタリ幅、裾幅が特徴的で、その名の通りフレッシュ。言い換えると新入り、新入生のニュアンスです。学生時代のぶっとい制服に腰パンのヤンキーみたいな。



職人たちの間でも、太ければ太いほど怖いと言われ、フレッシュでなくとも、30〜40代後半の、もう仕上がっちゃってるような職人さんたちは、最強に太いらしいです。デザイナーの祖父は今もなお極太、しかもパンチパーマ...。

あぁ。学生時代、腰パンヘッドフォンの学生だった僕が対面したら、無言で振り返って、立ち去っているんだろう〜。そんな風に威圧感の象徴にもなる、洋服のディテール。

"ナチス・ドイツ"の制服だったりはパンツは細いですが、袖山がめちゃくちゃ高かったりしていたように、洋服を着ることで大きく見え、さらに怖い存在に見えていたといいます。


また、平成のリバイバルなのか腰パンヤンキーは存在するかと思いますが、僕たちが腰パンしていた頃の年齢の今の若者たちは、逆に細い。SNSではピチピチで横揺れしている姿が散見される。同じくして職人たちの中でも、極太の文化は昔に比べて薄れてきているとも言われています。


消えつつある、極太の作業着カルチャー。"フレッシュマン"だった頃のデザイナーが見た、格好がいい職人の姿というのが、まさにそれだったのでしょう。


極太 = 憧れ的存在。



ちなみに、前回のブログで書いた、作業着が今に至るまでのエピソードには確証がなく、誰も諸説ばかりというお話ですが、refomedが思う"これ"と信じたエピソードというのが、戦争後、日本にはお金がなかった時代。アメリカが日本に置いていった衣類などから着想を得て、日本人なりにデザインし、今の作業着に転換しているという話です。ドカジャンとかはまさにその象徴で、パッと思い当たる洋服がたくさんあると思います。


24AWだったかのrefomedのコレクションも確か、父が働いているホテルに昔のお客さんたちが置いていったユニフォームをモチーフにしているものが多かった。様々なワークウェア、作業着。それらの歴史を入れたかったからこそ、デザインされたディテールがあります。


面だけでも好きなポイント、バックヨーク。


refomedのパンツのバックヨークは、くしゅくしゅっとギャザーになっていることが多いのですが、ワークウェアの歴史上、バックヨークは"かさねはぎ(2枚の布の端を重ね合わせて、はぐこと)"で作られていました。


今でさえそのようなエラーはなくとも、当時の技術では難しいかさねはぎ。正確にできずズレてしまうことが多く、ズレた結果、ギャザーのようになってしまっていたことから着想を得て、わざとやっているディテールです。


単にアクセントでありながらも、歴史を紐解くことができる。軍パンにも似ている部分はあるけれど、作業着としてのアプローチにしたかったので、3パターンほどあった中からこのディテールを採用してもらいました。



続いて裾のゴム。これは自然と裾が溜まって見えることや、踏まなくても裾が溜まっているように見えるのが魅力的で、この裾が窄まっているような雰囲気は、日本の作業着に近いものがあるようで。


遡ると、乗馬用、スポーツなどで使われていたパンツが日本にやってきてニッカポッカが流行ったという話。江戸時代にまでさらに遡ると、洋服の裾に紐をぐるぐる巻きにして作業着として使っていた話など。ずっと頭にあったそのディテールが、ゴムを入れ、くしゃっとさせたデザインとして変化を遂げたというわけです。



このパンツの象徴、カーゴポケット。本来なら軍パンの裾幅はここまで太くないので、裾に幅合わせてポケットもそこまで大きくはないですが、今回のパンツは裾幅がめちゃくちゃ太いので、


カーゴポケットもフレッシュ。軍服ではなく、作業着のエッセンスから成る、あったかもしれないカーゴパンツのワークウェア。



ずっと持っていなかったオリーブドラブ、ワイドのカーゴパンツ。今まで古着で見てピンと来なかったのは、特有の土臭さや重さ、パッと言い表すことができませんが、間違いなくスタイルにあっていなかったとは言えます。


太いものが欲しくてもウエストが大きくなる、そして野暮ったくなる。洋服選びの際、品をどこかに入れたい僕としては、古着を着たい時にパンツも古着になると、自宅では良くとも絶対に家に引き返してしまうんです。(それか、現地で買ってしまう)


そんな経験から手を出してこなかったオリーブドラブのカーゴパンツ。ある意味憧れのパンツを、ようやく手に出来たような感覚です。


※こちらの商品は、10/25(土)から3日間開催する、リミテッドオープン期間にて先行発売いたします。

※オンラインストアでの発売は、10/27(月)20:00〜を予定しています。


MURPHH / Homare