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2025/08/09 19:47
カメラロールをたまに見返すと面白い。ふとした瞬間に撮影した、狙ってもいない良い写真、SNSには採用されなかったけれど、なぜか消せないお気に入りの一枚。
家族、ペット、風景や旅行に行った時の街並み。
あれ、この写真なんで撮ったんだっけ。

妻とヨーロッパ旅行に行った時に撮ったバチカン市国の一枚。この日はたまたまローマ教皇の演説があるというラッキーな日で、朝一にもかかわらず超人だかり。近くは身動きが撮れないくらい、人気バンドのライブの最前列並の人だかりでした。さまざまな国の人々が集い、老若男女それぞれのファッションが風景を彩る、たまたま手前にいる青いトップスもいい味。

こちらはパリに行った時の街並み。念願かなってBLESSの直営店に行ったら日曜ということをすっかり忘れていて、まさかの定休日。残念がりながらとぼとぼと歩いていたところにいた可愛い老夫婦。

その先にいた、絨毯をハンドキャリーするカップル。

モーニングを買っていなくて大焦りで買って帰ってくるワタクシ。
こんにちは。Homareです。
たとえ誰かの思い出であっても、誰がか魅力的だと思った瞬間、写真とは奇跡の一枚。BLESSから入荷した"Holidaysnowchicken"は、自分にとっては非日常すぎる"ホリデー"ではあるけれど、数ある種類の中から魅力的だと感じたもの。感性に共感して仕入れた一枚です。

ホリデー=休日や祝日、BLESSでも定番で展開している日常切り取りシリーズ。2009年にはじめて登場したコレクションで、これは、デザイナーのイネス・デジレーの夏のプライベート休暇を捉えたもの。長年にわたって撮影されたたくさんの写真がプリントされたTシャツは、BLESSチームメンバー、友人、クライアントにとっては思い出のアルバムです。
他にはどんな柄があったっけな、、それくらいにこの柄が素敵でした。スノー、チキン、いやどういう状況、って感じですが、"ULTRAWIDEPLEATED JUMBO CORD"を穿いた撮影者の足も写っているという飾らない瞬間。良い風景さえあれば自分で撮って適当にプリントすれば良いくらいなのに、思いつきそうで思いつかない、やりたくてもできない柔軟な発想。単純に値段すら無視して、突発的に物欲を掻き立てられるのがBLESSのプロダクト。売れる洋服ではなく勝手に、楽しんで作ったものが、人々の共感により売れているだけ。
作りが大事とはいえ、時には必要なくて、自分の潜在的な意識だけでの買い物もいいのかも。
これだからBLESSの洋服は楽しい。



薄手のコットン素材を使用し、リブを設けたスウェット型のカットソー。薄手のコットンブロードのシャツ生地を想像していただければ良いと思います。微かにインナーも透けるくらいの厚みで、ドレープも十分。大きめに着用して欲しかったので、Sサイズ、Lサイズの2サイズ展開のところ、Lのみをご用意しました。
女性がダルっと着用しても可愛い。


オーバーサイズでも、ジャケット、ベストを着用するのも容易。良い感じに潰してくれるくらい柔らかいので、総柄を見せながらアウターやパンツを生かしたスタイリングを考えるのも楽しい。








良い風景さえあれば自分で撮って適当にプリントすれば良いくらいなのに、思いつきそうで思いつかない、やりたくてもできない柔軟な発想。単純に値段すら無視して、突発的に物欲を掻き立てられるのがBLESSのプロダクト。売れる洋服ではなく勝手に、楽しんで作ったものが、人々の共感により売れているだけ。でも確かに思い返してみれば、今持っているBLESSの洋服は、全部がそうだった。
洋服作りには縫製、生地、つまり作りが大事。でも時には必要なくて、自分の感性だけに従った突発的な買い物がすごくいい買い物になる時もある。
それは、何日も悩んで買った、あの洋服に比べてもね。
MURPHH / Homare