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2026/02/15 20:09

先日、ROTOLの展示会へ。来季も素敵だったなあ〜

と余韻に浸るのはさておき、ひとまず26SSをよろしくお願いします。


上京した10年ほど前から見て着てきたROTOL。どういう洋服で、どういうブランドの立ち位置なのかいまだによくわかっていません。度々使ってしまうけど、なんだか腑に落ちていない"ストリート"や"アウトドア"、あるいは"テック"という表現も、できれば使いたくない。もちろん、オーバーサイズという背景にストリートカルチャーは付き物だし、元ネタを辿れば表現は合っているんだろうけど。

今更聞くのも恥ずかしいですが、デザイナーの大日野さんに聞いてみると、「まあそうかもしれないけど、特に決めてないからね〜」とのこと。来年作っていたハイグレードな洋服だったりも、今回はコレクションに差し込みたかったんだよね〜とのこと。めちゃくちゃ考えているんだろうけど、ふわっとした返答なのがいつも、むしろ心地いい。だからこそ柔軟に姿を変え、程よく普通という枠から外れたウェアが並んでいるラックを見て、ようやく腑に落ちた気がします。



日本のアンダーグラウンドなカルチャーや海外のムード、ミリタリーなどが混ざり合ったブルゾンとパンツ。ナイロンを使ってシャカシャカしていたら、テクいな〜って感じてしまうけれど、マットで光沢の少ないコットンサージ(耐久性の高いコットンのツイル)にすることで、落ち着いている印象で、アウトドアを感じさせない限りなく都会的なアプローチ。

(もはやスニーカーのイメージが湧いて来ない...)

革靴やローファーに合わせたい、品よく、機能的なディテールが詰まったウェア。いつも通りの服に馴染みのいい生地の表情と、やや強めに見えても派手に目立たないデザインが、普段のスタイリングの差しとして活躍しそう。


トップスには八の字のポケット。お馴染み上下の仕切り付き。ファスナーはベンチレーション代わりとなりますが、色が落ち着いている分、強く目立たず心地いい。


パンツはカーブを描いてファスナーを配置し、ベースはミリタリーパンツでワイドシルエット。生地がしっかりしている分、フォルムも存在感があり、トゥの尖ったレザーシューズとのバランスがとにかくいいです。


上下ともに裾にはアジャスターがつき、シルエットの調整も可能。

ナイロンのトラックジャケット、トラックパンツでもない。でも結局落ち着いてしまう、ラフで快適なウォームアップスーツ。この上からコートなんかも面白そうですね。如何様にも楽しめる、新しいアプローチ。

冒頭の続きから言うと、これがROTOLらしい。



"Cotton Serge Ventilatied Blouson" ¥63,800- (SIZE : 2 / 175cm)
"Tornado Pants" : (SIZE : 3 / 175cm)

"Cotton Serge Ventilatied Blouson" ¥63,800- (SIZE : 3 / 175cm)
"Tornado Pants" : (SIZE : 3 / 175cm)

ブランドの大枠やテーマ、コンセプト、これらはもちろん必要ですが、突発的なテンション、気分、これらを欠いてしまっては、いいものを作ることなんてできない。

パリへの進出を経て派手になったROTOLも、それを経て少し落ち着いたROTOLも、ブランドの振れ幅を感じられる魅力だと思う。

やっぱりROTOLはかっこいいし、楽しい。

MURPHH / Homare