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2025/09/28 20:00

絞る。


絞る...シボル...


SHIBORU...

STUDIO NICHOLSON "SHIBORU" COCOA, BLACK

バタバタしていたのも落ち着いてきたので、ようやくブログを定期的に更新していきます。サボり気味ですみません...

STUDIO NICHOLSONの25AWが先日よりスタートしました。入荷した商品の中にはイベントで完売してしまったものもございますが、まだまだ紹介したいものがたくさん。今日はまずバッグから触れていこうと思います。

日本の文化や建築に深く関心を持ち、インテリアなどからも強く影響を受けているニコルソン。洋服のプロダクトだけでなく、構造的な観点から魅力を感じることも多い。今回ご用意した、昨シーズンから展開しているバッグ "SHIBORU"は、レザーを用いたラグジュアリーな雰囲気を醸し出しながらも、日常使いに適し、幅広いファッションに溶け込むデザインになっています。

これは僕が、いやおそらくみなさんそうだと思うんですが、視覚的に魅了される。


バッグには珍しい台形型。部屋に置くだけでサマになる、インテリアとしても捉えられるアプローチ。

ひとえにショルダーバッグではありますが、"絞る"ことでショルダーとしてもお使いいただけます。ハンドバッグのように持ったとき、ショルダーとして持ったとき、いずれも立体感があることでスタイリングが引き締まる感覚があります。


また、ただの台形ではなく左右非対称。片方の角にを縫い込み、もう一方は曲げて成形することで、自立はするものの、クタッとした印象に仕上げています。見た目として、また手に持ったときの馴染みはもちろん、気の抜けた、肩肘張らない面構えが魅力的なのではないでしょうか。

(the ⚪︎ow、TOT⚪︎MEがデザインに噛んでいるとかいないとか...)


内ポケットが施された、無駄のないミニマルなバッグ。ここにたくさんデザインが入っていたり、配色も派手になってしまったら魅力的には映らないのかもしれない。ブランドが掲げる「ファブリックファースト」の理念に則った、個性と汎用性の共存。この先長く付き合っていける信頼感に加え、シンプルなワードローブとしての完成系だと僕は思います。価格に対してネガティブな印象を持ってしまうお店もあり、取り扱いが減っていたりする現状もあれど、このストイックさとブランドの立ち位置を考えれば、すんなり合点がいく。


マグネットは見えないように隠し、ストラップは同素材。重みで緩んでしまいそうとも感じますが、結構硬いので心配入らず。

実際の収納力としては、財布や手帳、化粧ポーチに香水など、ちょっとしたお出かけに向いている印象。pcが入れば欲しい!という意見をよく耳にしますが、13インチのMacbookがジャスト。それ以上になると入らないイメージですね。

持ち方も様々。かけてもよし、手に持ってもよし。程よいウィメンズらしい雰囲気にレザーの堅牢さがよくマッチしてます。秋冬といえばウールのセーター、ウールのパンツ。素材の表情がより一層際立つ季節です。レザーにレザーバッグもいいですし、ふわっとした表情の洋服を引き締めるという点でも、選ぶ価値はあるかもしれません。MURPHHではオールシーズンの相棒、CECCHI DE ROSSIのバッグがありますので、いいバランスで使い分けていただけるのではないかと思います。





バッグは使いやすくなければ、結局使わなくなってしまう。それは間違いありませんが、まず第一にデザインが気に入っていなければそんなことは関係ないも同然。持ってどこかに出かけたい、いきたいところまでイメージできてしまうことや、今季買ったあのアウターに合わせたい、といった明確なイメージができてしまったときには手に取るべきもの。

CECCHIのバッグもそうでした。買う前から思い描いていた、トレンチコートに合わせるのが一番気に入っています。(持っていない方は、そろそろ買い時ですね。笑)

なのに、この"SHIBORU"においては買った後に考えたい。思い描いていたイメージに捉われることなく、ぶっつけ本番のギャップを楽しみたい。

なんてことを思いながらオーダーしました。

MURPHH / Homare