そんな風に、久しぶりのニューブランドをということもあるので、とにかく嬉しくて、ひとまず、コートとスカートは問答無用でクローゼットイン。

今回仕入れた、"コットンウール"を使用したデニムシリーズ。ブログを書かずになくなってしまうのが嫌なので、トップバッターでご紹介します。

長らく探してきたスカート。ウィメンズのアイテムなこともあって、中々理想的な物は見つかりません。まずアイテムの段階で中性的なので、好みやキャラクターによってはまだまだメンズファッションでの市民権はなさそうなこと、長さもどれがベストかなんて、今もわからない。単体で着用するのがいいのか、レイヤードすべきなのか。じゃあウエストはイージーじゃないといけないのか。

男性には穿き慣れない裾幅。走れなくて遅刻しないか、自転車は漕げるのか？スカートは歩幅が狭い。歩くのが遅い。職場に間に合うのか、友達、彼女に置いていかれないか。さらには着脱が困難といった、(結局関係ないけど)ネガティブ要素あり。

読み辛い書き方をしてしまいましたが、そんな風に後回しになってしまった方は、Nomàtのスカートで解決してみてほしい。

長さはスネあたりまで、ウエストから緩やかに広がっていくシルエット。ウエストは切りっぱなしのデザインになり、ベルトループを施しています。スカートは大まかに分けて、ループがある物は少ないので、程よく無骨になり、ワークウェアのような新鮮な印象も。また、ウエスト86cmと大きめに作っていることでベルトループが役割を果たし、レイヤードもし易いサイジング。

普段78くらいのパンツを穿いている僕で、タックイン、レイヤードでちょうど良いくらいのウエストになります。

前述にもあるように、アイテムの段階で中性的な分、男性的なデザインが入っていると中和され、ワードローブとして使いやすい立ち位置になります。フロントの2ポケットにはボタンをつけたわずかなアクセント、ウィメンズらしからぬ存在感のあるフロントファスナー。しかもダブルジップなので、裾を開けたりしながら調節も可能。ここまで幅が広いスカートだと、遠目から見たらワイドパンツにも見えなくも無い、ワイドスカートというアプローチ。

ファスナーが外れる分跨いで脱ぐ必要も無いし、急いでいるときは少しファスナーを開ければ、走るモードに。実際に古着などを着用して思ったリアルな悩みが解消され、かつデザインとして強く活きる。間違いなく最高のスカート。

ちなみにサイズは1-4展開で、MURPHHでは2,3展開、物によって4も展開したりしています。このスカートに関しては、2,3をご用意していましたが、男性の多くは3、2は女性が選んでくださり、完売。体型によってはウエストを絞ることになるケースもありますが、ダーツを入れることでもたつきを解消しているので、男女で兼用するのも良さそうですね。

また、色味はチャコール寄りのダークブラウン。こう見えてデニムなので、”育つ”とまではいかなくとも、シワがいい感じに入ったり、くたっとしてくる風合いを楽しむことはできそうです。メインファブリックもコットンなので、ウールといってもそこまで分厚くはなく、季節感も、生地感よりも色味からの印象の方が強いくらい。夏以外ご着用いただける点も、お勧めしたい理由です。