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2025/09/09 20:02

こんにちは。Homareです。


買い物において今まで接客を受けてきて思ったのは、新しいことを言ってくれるスタッフさんが好きだ、ということ。初めは受け入れ難いこともあるけれど、素直に聞き入れて手に取ってみて、ハマった時の気持ち良さは言葉にできない。


ようは、せっかく買うのだからただただ買うのではなく、その人だからこそ感じた洋服のいいところが聞きたい。


さて、再三言ってきたし実践してきた中で、今回sssteinのセットアップを初めて仕入れました。他でもない女性の意見、言われないと仕入れないなんて情けない限りですが、改めて他人の意見を一度受け入れてみることは、とても大事なことだ。


ssstein "W/CA BEAVER BACK SLASH PEAK LAPEL JACKET" ¥107,800 (tax in)


ssstein "W/CA BEAVER EXTRA WIDE TROUSERS" ¥52,800 (tax in)


それぞれ単体だと着たこともあるし、持ってもいる。別々の方が着るだろうとは思いつつ、結局片方欠けていることに嫌気がさしたことは何度もあります。


今回は気になっていたライトグレーのセットアップ。海外のスナップでも女性が着用している写真をよく目にしますが、ライトグレーのルーズジャケット、ワイドパンツをラフに纏えるsssteinの冬のアプローチ。



冬特有の素材にはちょっとした抵抗がある。何しろ高価な買い物なので、"通年使えるもの"にばかり目を向けてしまう貧乏性なことと、気に入っている洋服をオールシーズン着られたら最高だと思うからです。でももっとその季節を楽しむために、今回は意見を求め、オーダーしてみました。ひとまず言えることは、オーダーしてよかった、めちゃくちゃいい。ということ。


ウールカシミヤを使用したジャケット、パンツは、とても厚手に見える。重厚かつアウターレベルだと想像していましたが、オーバーサイズのリラックス感そのままに、軽い。コットンのジャケットに表情がついただけの感覚で秋から着られそうです。



ナイロン棍のウールカシミヤに、ビーバー加工を施した本作。起毛させた毛を均一にカットして整え、柔らかい印象、シャギーカーディガンなように仕上げています。カーディガンのように毛足が長いわけではないですが、濃い部分と明るい部分が程よく混ざり合い、フサフサ、ふわふわの触り心地。


レイヤードすれば通年素材でも冬を越せるけど、季節特有の素材で冬を迎えたい。また、ウールのコートだけでなく、コットンやナイロンのコート、アウターを合わせて、素材の奥行きやメリハリを楽しむという想像も楽しい。



特にトレンチコートをヘビロテ中の僕としては、ダブルでワイドシルエット、80sのモードを想像させるサイジングは魅力的に写ります。



(裏に1ボタン)フロントは2ボタンなので、ダブル特有の厳つい印象がない。ボックスカットの裾、適度な緩さ。m's braqueのW4B COMFORT LOOSEN JACKET同様、これだけでダブルは格段にデイリーユースしたくなる洋服になります。




EXTRA WIDE TROUSERSは、sssteinの中で最も太いパンツ。すっきりとしたウエスト周りに対して、裾幅を超広くしたAラインが特徴的です。ここまで太いパンツを穿こうとするとウエストやヒップがもたつくことが多いですが、無駄のない簡素さに、静かな迫力を持たせた、何色持っていてもいいと思える一本ではないでしょうか。



上下オーバーサイズでもこのまとまり。ジャケットはレザーのコードがアクセントに。



名称にあるBACK SLASHは、後ろ身頃の切り込み。別売り(オーダーしていない)のレザーベルトを通せる仕様ですが、リベットがつき、何もしなくても程よい主張。ウールとボタンのジャケットにシルバーのパーツがつくことで、より洗練された雰囲気になっている印象です。



個人的に合わせたい、ストライプシャツ。ネクタイはネイビー単色が真っ先に目に浮かぶ。最後にトレンチコートを羽織れば、僕の冬の理想スタイリングが完成します...


色も落ち着いてるのでソックスで遊ぶのも良さそう。無地のカットソー、セーターを着て、CECCHIのバッグをぜひ。



バイヤーという仕事はブレないことがいいこととも思うけれど、誰しも誰かの真似や、少なからず影響を受けて生きていた。若い頃もしかり、今は特定の人がいなくとも、参考にしているものはもちろんある。自分だけの考えで終わるのではなく、誰かに言われたことを一度受け入れて、違うなら違う、合うなら合う、部分的に取り入れてみる、等、どこかとっかかりを見つけて自分のスタイルに落とし込むことが、とても大切なことだと常日頃感じています。


"〇〇って良いんですか?"

ー とりあえず、買えば?


おそらくアパレル経験者は真顔で言われたことがある地獄みたいな言葉。間違っているようで、そうでもないような、、でも経験は大事だと思います。


そんなことを思い出したグレーのセットアップ。

今年の秋冬は、新しい自分に挑戦してみるのもありかもしれない。


MURPHH / Homare