先日自転車で大転倒しまして、現在動きが0.5倍速になっています。着ていたシャツのヨークが手のひら大に破れ、バッグには穴が空き、身体の膝や肩、ボロボロです。笑ったりくしゃみをするのが少し痛い、一足でも早い治癒を祈って....くわばらくわばら...

さて、先日から結構気温が上がってきたので、そろそろ衣替えの時期でしょうか。半袖を出す中で、僕自身一番クローゼットから出してきて高揚するのはアロハシャツ。毎年買い足していますが、今年も素敵だったので仕入れました。

元々古着でもアロハを買うほど好きだった僕ですが、ガチすぎることもあってあまり着なくなっていたところに出会ったm's braqueのアロハ。個人的には夏の風物詩でもあるので、オシャレとかを無視しても着ていたいジャンルの洋服。ディズニーランドに行ったらカチューシャをつけるのと同じくらい、夏とアロハシャツはセットです。

魅力としてはまず"ガチすぎない"こと。柄が面白く、モダンな雰囲気ということもあって洋服への馴染みがいいこと。

あとは、ヤンチャすぎないこと。

1着目はコットン / レーヨンの花柄。アロハ特有のトロッとした生地感ではなく、コットンの入ったハリのある質感をしており、どちらかと言えば立体感がある一着。柄はダークグリーンをベースとしたイエローとベージュの花と草で、どことなく、絵の具なのかフチが滲んだような柄でもある。

柄でも見ると派手と感じるかもしれませんが、色が落ち着いていることで、言うほど派手さは感じません。

2着目は黒と白のジオメトリック系の柄。こっちはキャプラ/レーヨンなので、落ち感があって、ワンサイズ大きく感じるリラックスした雰囲気があります。ずっと見ていると柄もアルファベットのように見え、版画か何かで押したようなデザイン。

アロハに関してはフィーリング。派手だろうが何だろうが、とりあえず気に入った柄を着ておけばいい。気にせず"派手"を味方にできるのが、アロハシャツの特権です。

と、柄をご紹介したところでディテール。比較的オーバーサイズの印象はない同ブランドですが、アロハシャツは別。肩を落とし、ゆったりと作られたサイズ感、ラグラン仕様が特徴です。

シルエットはボックスシルエットに近いため、ワンサイズアップで着用するのがおすすめ。スラックスにタックインした時なんかにブラウジングさせる余裕や、肘あたりまで差し掛かる袖の雰囲気がいいので僕は、36ではなく38、40を数枚所有しているというところ。

身幅は広く、可動域の大きいインバーテッドプリーツ。生地が柔らかくもたつかない分、大きくても羽織と嵩張ることなんかはなく抑え込んでくれる。どうせ真夏になればタンクトップに着てカンカン帽、ビーサンを履いて出かけたりするんだから、風通りがいいほうがいいに決まってます。まだ梅雨はこれからだそうですが、これだけ暑くなってきたので、少しくらい夏らしいことに片足を突っ込みたいもの。

シンプルなパンツに柄物のシャツ。今時期はジャケットなんかと合わせてみるなんていかがでしょうか。

エアコンまでは行かずとも、扇風機を出すくらい暑いと感じるようになった最近。じゃあ少しくらい浮かれてもいいかな、と解禁したアロハシャツ。

実際、一枚でメインに着てしまえば完結させられる便利なアイテムでもありますが、こうしてレイヤードをして、ああでもないこうでもないと、普段の洋服との組み合わせを楽しむことができるのが、m's braqueのアロハシャツです。