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2025/04/01 20:48
4月の天敵花粉とは、病院に行くことによってある程度決別しました。おかげさまで、ここ数年の春は快適に過ごすことができています。
こんにちは。Homareです。
4月といえば、もう少し暖かいはずなんですけどね。薄いインナー、ライトアウターで過ごしたいのに、まだ外出時は防寒が必須のようで、最近は雨続き。嫌になってしまいます。
雨になると、決まってナイロンや汚れてもいい洋服、撥水の洋服を選びがち。デニムだって革靴だってその類。大事な洋服ほど雨天時は登場しないとなると、洋服好きに雨が好きな人はいないのでしょう。
僕は雨が嫌いです。洋服が汚れるから、、ではなく、傘で片手がふさがることと、自転車に乗れないから。笑



雨の日が楽しくなる洋服ってありますよね。スリーレイヤー、GORE-TEX、気にせずその日を楽しむことができる、画期的なウェアです。
もっと手持ちにバリエーションがあればいいなと、いつも思うのですが、結果的に最低限持っていれば安心してしまう。洋服の特性、経験して知ってさえいれば、レザージャケットだって天然のGORE-TEX。僕の中でレザージャケット、は雨の日でも選ぶことができる洋服です。

レザージャケット、デニムパンツの魅力は経年変化。タフなブーツだって、あえて雨の日に履いて、水たまりにダイブして無理やり変化させていたことを思い出すと流石に笑えますが、デニムパンツも少し濡れた方がシワがくっきりしたりするし、洗わなければ汚い気持ちはありますが、そこはみなさんのさじ加減。今は間違ってもわざと濡らすようなことはしませんが、レザージャケットも同じく、気にせず着た方がナチュラルな格好よさ、着用者の個性として生まれ変わるだろうと思っているし、古着でかっこいい育ち方をしているレザーは大抵、ガサツに着られたものが多いんじゃないかと思う。
高価なものなのでもちろん大切に着用したい。でも高価だからこそたくさん着たいので、色々とチャレンジしたい。
濡れたらしっかりと拭き取り、ひたすら陰干しし、乾き切らなければ新聞紙をいれて水分をとったり、湿気がたまらない、硬化しないように頻度を高く着用することも大事。クローゼットにしまって湿気がたまるとカビの原因なので、もういっそ、目の届く場所に飾っておくのがいい。など、洋服から学ぶこともたくさんあります。ちなみにレザー用品の"ひび割れ"、あれはオイルなどがシワに溜まったり、砂ほこりやよごれが溝に蓄積して起こることが多いと言われているので、どんな着方をしようが大事に扱うことが一番大切。そうして繰り返せばどんな姿だって美しく、長年一緒に過ごす思い出の一着になるのではないでしょうか。
※ただし、大雨(台風など)や、雨天時に傘をささずに着ることはありません。

さて、sssteinのレザージャケットをご紹介させてください。MURPHHで仕入れているのはブルゾンタイプ、SE7ENのブラピが着ていそうなカーコートタイプ、今回ご紹介するダブルブレステッドのジャケットタイプの3型です。
ラフに羽織ることのできるジャケットタイプで、どこか懐かしいような佇まい。祖父のクローゼットにあったんじゃないかと思う雰囲気で、サイズ感や見た目の無機質さ、ssstein独特の空気感をまとった一着。とてもシンプル。


オーバーサイズで、ショートコートのように着用できるサイズ感。ハーフベジタブルタンニンなめしによる深みのある表情をしており、経年変化も期待できます。すでに強い光沢を持っていますが、着用していくと光沢が増し、色のトーンは濃くなっていきます。革の質感も柔らかくなってシワが入ることでもっと格好良くなっていくので、楽しみがたくさん詰まった一着ですね。今はある意味、無表情。表情を作るのはあなたです。


また、ゴートレザーは耐久性に優れているのも特徴。冒頭に書いたように最低限のことを守って着用していけば長く愛用していただけます。sssteinのレザーはとにかく丁度良い。価格に対してクオリティのギャップ(良い意味の)は感じますが、パラメータでいうと飛び抜けたところがあるのではなく、バランスよく完成度が高いという認識。
レザーブランドのものに比べてデザイン、サイズが好みなことや、何しろ好きなブランドであること。土臭い方向性ではなく、そぎ落とされたモードな雰囲気なのが魅力ではないかと思います。この綺麗な雰囲気に、きったねー軍パンを合わせたりしたい。
もうすでに秋冬の準備が始まってしまっていますが、一つ、確実にしたいのは、軍パンにレザーという組み合わせです。楽しみィ!

続いて、レザーによく見られる"ハギ"。これは、取り都合をよくし、コストを下げるためにたくさんのレザーを合わせて作ることで生まれるものですが、sssteinにとって、これはマイナスではありません。ハギがないものに対しては、確かに「すげえな」とはなりますが、同時に「たけえな」ってなります。正直求めるのかどうかは微妙なゾーン。sssteinの場合はデザインというのか、むしろ好きなポイントの一つ。よく着ているレザーブルゾンも背中に十字のハギがあるのが気に入っているくらいです。


サイズはS、Mの2サイズご用意しました。女性もぜひ。


refomed "10WASH SWEAT PANTS" T.GREY (2)
CECCHI DE ROSSI "MARKET"
寒くなったり暖かくなったり洋服選びが難しいですが、レザーは夏以外の3シーズン着用可能なアウター。このジャケットも裏地はあれど分厚くないため、これからの時期にぴったりではないでしょうか。
僕も以前は思っていたように、いつかは欲しい、いつかは、、と何かと気合いが必要なレザージャケット。値段なのか、はたまた自分の身の丈の話なのかはそれぞれですが、振り返ってみれば別に高嶺の花でもない。
そう思ったのは、気合いを入れすぎず、適度に肩の力を抜いて着られるsssteinのレザージャケットを出会って以来です。
MURPHH / Homare